「吹き抜けのあるリビング」ってどんなイメージですか?

・開放的
・明るい
・オシャレ
などなど。
吹き抜けを取り入れてみたいという意見は少なくありません。

でもその反面、実際に住まいを計画されている方からいちばんよく聞かれるのが、
「冬は寒いんじゃない?」
という意見。
実際はどうなのでしょう?

実はアーキ・キューブの事務所も吹き抜けになっています。
体感としては、
「真冬は寒い。」です。
2階はそれほど寒さを感じませんが、1階には暖かい空気が流れにくいため、特に足元には寒さを感じます。
ご相談いただいた際にも、
「天井を張った場合と比べると、確かに冬は寒いです。」
と正直に答えます。笑
ところが、実際は吹き抜けをお勧めすることが多いのです。
その理由は?

理由その①・・・明るい空間にしたいから

住まいの立地条件によって、どうしても明かりが部屋の内部まで届きにくいことがあります。
日中ずっと電気を付けて生活するのではなく、やっぱり太陽の光を取り込みたいですよね。
光の当たる場所を吹き抜けにすることで、高い位置に設置した窓から効果的に光を降ろすことができ、1階の空間がとても明るくなるのです。

理由その②・・・空間が広く感じられるから

吹き抜けのリビングは高級感のあるゆったりとした空間をイメージするかもしれません。
でも実際はゆとりのある広い間取りではなく、十分なスペースがとれず狭く感じるような間取りにこそ吹き抜けは効果を発揮します。
吹き抜けで1階のリビングと2階のフリースペースをつなげることにより、立体感のある一つのリビング空間となるからです。
また、閉塞感がなく、家族の存在をいつも感じられることで心理的にもゆったり感じられるのかもしれませんね。

理由その③・・・空気がうまく循環するから

空気は熱せられると自然に上へと上がっていきます。 
そのため、吹き抜けにして窓の配置に高低差をつけることで、下の窓から上の窓へと空気をしっかり循環させ、上手に入れ換えることができます。
そうすることで、春や秋の快適さはもちろんですが、夏の始まりにエアコンを使用せず窓を開けて気持ちよく過ごせる期間を長くすることができるのです。
吹き抜けの気持ちよさは空間のゆとりから感じられるものだけでなく、実際に空気の“よどみ”がおきにくいことにもあるのだと思います。

とはいえ、
「2階にもう1部屋作りたいのに吹き抜けにするとスペースが潰れてしまう。」
「音や匂いが筒抜けになってしまう。」
「夏が快適でも冬に寒いのはやっぱりちょっと・・・。」
などというデメリットもやっぱりありますよね。
住まいに求める優先順位は住まい手によって違います。
必ずどの住まいにも吹き抜けが合っているということはありません。
それぞれの暮らしにあった快適なリビング空間を作りましょう。