美濃加茂市の保育園のプロジェクトは、構造材の乾燥工程に入っています。
愛知県弥富市で製材された18センチx42センチx10mの材料36本は、一度岐阜県白川町のバイオマス発電併用の乾燥工場へ運ばれました。

正直に言えば、岐阜で伐採した物を愛知県に運び、又岐阜県に戻すという工程は、ウッドマイルズ算定技術者としては心苦しいところなのですが、先述の大きさ、長さの材料を製材する工場がなかなか見つからないため、仕方有りません・・・。(探せば岐阜でも製材できるところは有るのですが、工務店を併用している製材所へは発注しづらい請負者の都合があります)

そんな材料ですが、製材を全て管理してくださっている、トーホーの藤井社長が毎回レポートを届けてくださるなかで、原木(丸太)が製材品に変わる工程を逐次把握することが出来ます。

乾燥が終わるとヤング係数の測定に入ります。
こちらは岐阜県立森林文化アカデミーの協力を頂き大径木の立木時と製材時のヤング係数の違いを測定する研究を兼ねています。

建て方はまだ2ヶ月ほど先になりますが、建設地の方では7月15日にいよいよ起工式が行われます。伐採を初めて4ヶ月後。近くの山の木を使うことは難しい訳ではありませんが、今回のように産地を指定し、材を指定したカタチでの近くの山の木を使う運動は、時間に縛られた物件ではなかなか難しい現状を感じます。

何より理解ある施主様のおかげなのです。

補足:最後の写真の丸太は園舎の梁を支える方杖です。園児や保護者のみなさんに、山に生えていた木のイメージを感じてもらえるよう丸太を使います。
トーホーさんは丸太はとくに注意して取り扱ってくださっています。ありがとう。藤井実さん。