岐阜公園三重塔見学会
みなさんこんにちは!ケンケンです
昨日は岐阜県建築士会岐阜支部とぎふ木造塾の共同開催
岐阜公園三重塔見学会に参加させていただきました。
金華山に面して建てられている三重塔
大正6年に建立され現在は登録有形文化財に登録させてますが
雨や川水により老朽化が著しいため修復工事が平成26年から行われております。
柱と梁の一部分を残して解体を行い、部材の調査を行った後、可能な限り既設部材を利用し、再度組み立てを行います。
現在は三重目の組立に入っているところでした。
でかい重機は入ることができないため部材の運び出しにも苦労がかかっているそうです。

三重の組立
建物を支えている心柱
地盤に接合されておらず、宙に浮いております。
地震が起きたときに建物と逆に揺れ免震の役割をしたり、屋根が下がるのを支える役割をしております。

一重心柱
構造を持たせる為に既存部材に補助材を加えて一体にしたり
継ぎの位置をヅラしたりするなど様々な工夫がされておりとても勉強になりました。

既存部材の補強
既存部材を利用しているとは思えないほどきれいに仕上げてありました。
職人さんの丁寧な仕事をされているのが伝わってきました。

一重の屋根下地

一重の垂木
より元の状態に復元する為に
ひとつひとつの部材に手間がかかっており大変な工事であることを感じました。
工事完成が平成29年2月予定です
完成がとても楽しみですね!!
それではまたケンケンでした~☆