『キッチンのはなし②』で、造作家具について触れました。
造作家具は設置するスペースの広さや形状、また使う人にピッタリ合った収納のかたちを作ることができてとても便利です。
だったら…
「キッチンもオーダメイドにしたらどうなのかな？」
というのが今回のおはなし。
既製品とは違った特別感のあるオーダーキッチン。
ではどんな方にお勧めなのかというと、
・キッチンの収納はタップリ欲しい。しかも自分の使い方にぴったり合った形が希望。
・キッチンの形はよくあるI型ではなく、シンクとコンロを分けたセパレートタイプにしたい。
・一般的な色柄のキッチンではなく、家具やインテリアの雰囲気に合わせた天然木のキッチンに憧れている。
・キッチンスペースの広さや形状に制限があるが、長さや奥行きのぴったりフィットした使いやすいキッチンが置きたい。
・こだわりの海外製の水栓や調理機器を組み合わせたキッチンでお料理がしたい。
・お洒落なキッチンを中心に家族が集まるお部屋づくりをしたい。
などなど。
意外と様々な方に当てはまるのかもしれません。
オーダーキッチンは私たちのような「建物設計のプロ」とはまた得意分野の異なる「キッチン設計のプロ」が共にその製作に携わってくれます。
つまり、「住まい手」×「建築設計士」×「キッチン設計士」というチーム連携で、その住まい手の暮らしに沿ったこだわりのキッチン空間を作り上げていくわけです。
なんだかワクワクしますね！
さて、そんなオーダーキッチン。
きっと多くの方が気になるのは「予算」ですよね。
世界に一つだけの自分だけのオーダーメイド。
やっぱりメーカー既製品のものと比べると金額は大きくなります。
建物やインテリアの設計でも同じことが言えますが、大事にしたいのは暮らしの中で何を優先させるかということ。
「キッチン（LDK）で家族が過ごす時間を、何よりも大切にしたい！」
そう考えるのであれば、その空間にこだわりを持ってお金をかけ、そのぶん他の部分で節約する。
そんな「メリハリ」をつけた住まい作りもとても良いと思います。
キッチンは、その住まいで暮らす中でとても重要な空間です。
「キッチンをデザインすることは暮らしそのものをデザインすること。」
そんな風に考えながら、自分たちに合ったキッチン空間づくりをしていけたら良いですね。
（オーダーキッチン画像・情報提供：F-FUNITURE【株式会社藤岡木工所】）
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