岐阜の木を使った家づくり

岐阜県は森林率が高く、周りの山には戦後植林した「スギ」や「ヒノキ」が伐期を迎えています。
しかし、「国産材は高い」「手に入りにくい」「強度が弱い」といった誤解があり建材としての活用は進んでいません。
林業家が岐阜の木を使ってほしいと願ってもその想いは街に届かず、森林がもつ水源涵養機能が失われることで土砂災害が増えている現状があります。
このような中、私たちは林業家・製材所と、住まい手や建築士を一本の線でつなぐとりくみを積極的に行っています。

岐阜県では合法的に伐採された木材を製材や乾燥の流通管理と同時に含水率とヤング係数(曲げ強さ)を表示した「ぎふ性能表示材」の普及を進めています。
適切に乾燥された木材であるかどうかは計測機器を用いなければわかりません。また住まいの構造計算を行う上でもヤング係数の把握は極めて重要です。
「ぎふ性能表示材」にはこれらの数値が木材一本一本に(または納品書に)記載されています。
アーキ・キューブでは安心して使用できるこの「ぎふ性能表示材」を積極的に活用しています。

つくり手と住まい手をつなげること

住まい手にはぜひ何度も建設現場に足をお運びいただき、わが家が出来上がっていく様子を隅々までご覧になっていただきたいと思います。
そこには暑い日も寒い日も懸命に取り組む職人さんがいます。
自分たちの住まいのためにこんなにたくさんの人が関わっているのだと、この人達の技術無くしては住まいの夢は実現できないのだという思いがひしひしと湧いてきます。
それはとても幸せな時間だと思います。
また、工事の節目となる「建て方(上棟式)」や、工事の始まりの「地鎮祭(起工式)」にも積極的にご参加いただくこともお勧めしております。

アーキ・キューブでは、主にリフォーム工事においては「建築主分離発注方式」を提案させて頂いています。
分離発注方式とは、住まい手がそれぞれの職人に直接仕事を依頼する工事請負方式です。
そのメリットは、中間マージンがなく費用が抑えられるということはもちろん、何より工事を行う多くの職人達との間に顔が見える関係が構築でき、信頼関係により楽しく充実したリフォームになるということです。
分離発注においては工事中の安全管理や職人への個別発注などの煩雑な業務がつきものですが、アーキ・キューブではこれらのサービスを責任を持って提供しています。
ぜひこちらもご検討ください。

新しい技術を積極的に取り入れた設計

家づくりには、住まい手と設計士とのイメージの共有が最も重要と考えています。
完成した住まいが「イメージしていたのと違う!」なんてことがあってはいけません。
そのためにアーキ・キューブでは全ての設計を3Dソフト(BIM)を用いて行っています。
建物の完成イメージはもちろん、日当たりの検討や内装材の選定など、基本設計から建物の完成に至るまでいつでもわかりやすい資料でご覧になることができるため、常にイメージを共有しながらスムーズに打合せを進めることができ大変喜んで頂いております。

(revitを使った提案資料)
(twinmotionを使った提案資料)
(設備設計とのBIM連携資料

近代文化遺産の非接触調査による3D模型の制作実験(舞鶴市)

若い設計士の育成

アーキ・キューブでは、建築に関わる担い手の育成に力を入れています。
その一環として、岐阜県内の高等学校、専修学校や短期大学からインターンの学生を積極的に受入れ、建築設計の仕事を学ぶ場を提供しています。
実際に岐阜県内の高等専門学校、短期大学の卒業生がここで多く活躍しており、地元で働きたいと考えている方にとってもアーキ・キューブはその受け皿となっています。

また、働く場所に拘らない、新技術を活用した新しい働き方も積極的に取り入れています。
様々な形で先輩が活躍する姿を見ながら後輩が仕事を学び成長していく、地道ではありますがそこから大きな循環を構築することを目指しています。